Windows 11 24H2にアップデート後、PCの起動に失敗する症状を確認しました。
不具合を起こしたのはFujitsu製のデスクトップPC ESPRIMO D587/RXです。Fujitsu製PCに限らず他社製品でも同様の不具合が発生している可能性がありますので、今回は暫定的な回避策をご紹介します。
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症状
1.(Windows 11 24H2にアップデート後)PCの電源を入れるとWindowsのロゴの画面で固まったまま起動しない。
2.固まった状態で一度電源ボタンを押して電源を落とした後に、もう一度付け直すと正常にPCが起動する。
「シャットダウン」➡「電源ON」の際の起動しない率は100%ですが、「再起動」をするとWindowsのロゴで止まることはなく正常に起動します。
原因(予測)
Windowsのロゴで止まって起動しないということは、OSの起動時にドライバやシステムの読み込みに失敗している可能性があります。
暫定的な回避策|高速スタートアップの機能を停止する
1.「スタートボタン」から「すべてのアプリ」に入り、「Windowsツール」を選択します。
2.「Windowsツール」内、「コントロールパネル」を開きます。
3.コントロールパネル内、「システムとセキュリティ」を選択します。
4.「電源オプション」内の「電源ボタンの動作の変更」を選択します。
5.「現在利用可能ではない設定を変更します」を選択します。
6.「高速スタートアップを有効にする」のチェックマークを外して「変更の保存」をクリックすれば設定完了です。
高速スタートアップをオフにすると、Windowsのロゴで止まることもなく正常に起動するようになりました。
※高速スタートアップをオフにすると、通常よりもPCの起動やシャットダウンに時間が掛かるようになります。
根本的な解決策|アップデートを待つ
24H2アップデート後の起動失敗問題は、互換性の不具合が原因である可能性があります。ユーザー側でできる対応は現状「高速スタートアップをオフにする」くらいしかやれることはないと思います。問題が解決しない場合は、ドライバーやBIOSファームウェア、Windowsの今後のアップデートを待つことが最善策だと言えます。メーカーやMicrosoftからの公式な修正パッチが提供される可能性が高いため、引き続き最新情報に注視してください。