今回は、ユーザーフォルダ内にいつの間にか出来ている謎のフォルダ「.ms-ad」フォルダを完全に削除する方法をご紹介します。普通に削除しただけではすぐに復活してしまう厄介者なので、お困りの方も多いと思います。今回ご紹介する方法で、問題が解決されることを期待しましょう。
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.ms-adフォルダが現れる原因
.ms-adフォルダを勝手に作成している犯人は「Adobe Acrobat Reader」です。「Adobe Acrobat Reader」をインストールするとユーザーフォルダ内に「.ms-ad」フォルダが自動で作成されます。
.ms-adフォルダが作成される場所
- エクスプローラーを開き、「Cドライブ」⇒「ユーザー」⇒「(ユーザー名)」を開きます。
- 「ドキュメント」や「ピクチャ」「ミュージック」等の並びに「.ms-ad」フォルダが確認できると思います。
「ドキュメント」や「ピクチャ」といった比較的重要なフォルダの並びに勝手に謎のフォルダを作られるのはあまり気持ちの良いものではありません。しかも、ここで.ms-adフォルダを手動削除しても、「Adobe Acrobat Reader」を開き直すと、すぐにまた復活してしまいます。(PCの動作的には全く悪影響は無いので、「.ms-ad」フォルダが気にならない場合はそのまま使っていただいて大丈夫です。)
.ms-adフォルダを完全に削除する方法
.ms-adフォルダを完全に削除するには「Adobe Acrobat Reader」の設定を変更します。
1.スタートメニューを開き、すべてのアプリ一覧から「Adobe Acrobat(Reader)」を開きます。
2.「Adobe Acrobat Reader」が開いたら「編集」から「環境設定」を開きます。
3.以下の画面が表示されるので、左メニューから①「セキュリティ(拡張)」を選び、②「起動時に保護モードを有効にする」のチェックを外します。
4.確認画面が表示されるので「はい」を選び画面を閉じ、「Adobe Acrobat Reader」を終了させてください。
5.続いてエクスプローラーを開き、「Cドライブ」⇒「ユーザー」⇒「(ユーザー名)」を開きます。
6.「.ms-ad」フォルダを「右クリック」⇒「削除」し、PCを再起動させてください。操作は以上です。
Adobe Acrobat Readerの「保護モード」の設定を解除しているので、セキュリティ面で通常よりも弱くなっています。ネット上からダウンロードしたPDFファイルを開く際には、これまで以上に注意が必要になりますので、十分にお気をつけください。
2023年9月20日追記:Adobe Acrobat Readerアプリを更新すると再度「.ms-adフォルダ」が自動で作成されます。再度現れた場合は、上記手順5.6.で「.ms-adフォルダ」を手動削除してください。
※上記操作が原因で不具合が起こっても責任は一切負いませんので、自己責任の範囲内でお試しください。