Excelでのデータ入力にストレスを感じたことはありませんか？
特に顧客管理や在庫管理など、横に長いデータベースを扱う場合は、どこに何を入力すればいいか迷ったり、入力ミスが起こったりしがちです。そんな悩みを一気に解消してくれるのが、Excelの隠れた便利機能「フォーム入力」です。
この機能を使えば、アプリのような感覚で素早く入力することが可能になります。今回はフォーム機能の設定方法から操作方法までを解説していきます。Excel作業をもっと快適にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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まずは用語の説明から
エクセルフォームの解説に入る前に、まずは今回の記事に出てくる用語の説明をしておきます。
- 表（テーブル）
- フォーム
1.「表（テーブル）」はエクセルシート内に作成された↓↓↓↓コレのことを指します。（クリックで拡大します）
2.「フォーム」はデータを入力するための画面↓↓↓↓コレのことを指します。
混乱しないようお気をつけください。
Excelフォームを使用するための下準備
フォームをクイックアクセスツールバーへ追加する
まずは「フォーム」機能を使えるようにエクセルの設定を変更していきます。
エクセルの左上「ファイル」から「オプション」に進みます。
①左メニューの「クイックアクセスツールバー」を選び
②コマンドの選択を「すべてのコマンド」に切り替えて
③一覧の中から「フォーム」を選択します（一覧はあいうえお順で表示されます）
④「フォーム」を選択した状態で中央の「追加」ボタンを押して
⑤「OK」をクリックします。
これでクイックアクセスツールバーに「フォーム」が追加されました。
フォームを開く手順
フォーム機能を使うには、対象の「表（テーブル）」を選択した状態でフォームを開く必要があります。
表（テーブル）を選択した状態で、画面上部クイックアクセスツールバーの「フォーム」アイコン（四角のアイコン）をクリックします。すると以下のような画面が開きます。
フォームを使ってみる
クイックアクセスツールバー内の「フォーム」アイコンをクリックすると
このようなフォームが現れます。（作成中の表に合わせて表示される内容が変わります。）
このフォームの場合は左側に「No.」「顧客ランク」「顧客名」「担当者名」など、作成中の表（テーブル）の見出しが表示されています。
見出しをしっかり作っておかないと、エクセルが表を判別できずに以下のようなエラーメッセージが出ることがあります。
このような表示が出た場合は、表の見出し部分を見直してみてください。（表を罫線で囲む、またはテーブル化することで解決できると思います）
解決しない場合は、見出しにしたい行を選択した状態でフォームボタンをクリックしてみましょう。
すると、このような表示が出ます。
「OK」を選択することで表（テーブル）の1行目を見出しとし、フォームが作成されます。
入力してみる
フォームが開いたら、各フィールドにデータを入力していきましょう。
「Tabキー」を使えば次の入力項目にカーソルを移動でき、「Enterキー」を使えば入力した内容が表（テーブル）に転記され、次のレコードに切り替わります。
マウスを使わずに、キーボードのみでの操作に慣れれば作業効率は格段にアップします。
入力の際の注意点は、「新規」ボタンを押し、各項目を入力後に「Enterキー」を押すと、入力されたデータは表内の空白行に自動的に追加されます。つまり、事前に通し番号（例：「No.1～100」など）を表内に入力している場合は、データが未入力の行（最終行の次の行＝101行目）に転記されてしまうので、十分にご注意ください。
幅の狭い表への入力はフォームを使わず直接入力しよう
横幅の狭い表（スクロールせずに一画面内に収まる幅の表）にデータを入力していく場合は、今回紹介した「フォーム」を使用せずに、表に直接打ち込んでいくほうが早いです。上画像のように横幅の広い（M列以降も右方向に続いているような横長のデータベースなど）には「フォーム」が有効です。
まとめ
Excelの「フォーム」機能は、横に長いデータベースを扱う際の強い味方です。操作も直感的で業務の効率化や入力ミスの軽減につながります。直接入力と使い分けることで、さらに効果的に活用できます。Excelの入力作業をもっとラクに、正確にしたい方は、ぜひこの機能を活用してみてください。
※上記操作が原因で不具合が起こっても責任は一切負いませんので、自己責任の範囲内でお試しください。
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