【PC利用台数別】Officeアプリ ランニングコスト比較

Microsoft Officeアプリを購入する際に「結局どのエディションを買えば正解なの?」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身、なんとなく買い切り版の「Office Home & Business」を買うのが一番オトクだと思い込んでいるのですが、果たして本当にそうなのかを確かめてみたいと思います。

今回はPCの利用台数別にMicrosoft Office Home & Business(買い切り版)とMicrosoft 365 Personal、Microsoft 365 Family(サブスクリプション版)のランニングコストを比較していきます。

Microsoft 365と契約すると「Access・Publisherが使える」「OneDrive領域が1TB分付帯する」「CopilotPro(AI)機能が追加できる」などのメリットはありますが、今回の記事では「とにかくWord、Excel、PowerPoint、Outlookさえ使えれば良い」という人向けに、PCの利用台数に応じたランニングコストを計算し、最適なOfficeアプリの選択を提案したいと思います。

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Officeアプリの基本情報

 Office Home & Business(買い切り)Microsoft 365 Personal(サブスク)Microsoft 365 Family(サブスク)
Outlook
Word
Excel
PowerPoint
Access
Publisher
One Drive✕(無料版5GBまで)◯ (1TB)◯ (最大6TB)
Copilot Pro◯(購入可能)◯(購入可能)
台数制限(同時使用台数)1ユーザー2台まで1ユーザー5台まで6ユーザー(1ユーザー5台まで✕6人 最大30台)
参考価格¥43,980  
年額 ¥14,900¥21,000
月額 ¥1,490¥2,100
PC1台あたりのコスト

1ユーザーがPC2台にインストールした場合

¥21,990

1ユーザーがPC5台にインストールした場合

¥2980/年(¥248/月)

6ユーザーがPC各1台(計6台)にインストールした場合¥3500/年(¥291/月)

6ユーザーが各5台(計30台)にインストールした場合¥700/年(¥59/月)

Office Home & Business(買い切り版)とMicrosoft 365(サブスク版)の主な相違点は「Access・Publisher」が使えるか否か、「1TB分のOneDrive領域」が付帯するか否か、「CopilotPro(AI)機能」が追加できるか否かです。

つまり、「とにかくWord、Excel、PowerPoint、Outlookさえ使えれば良い」という人はどのエディションを選択しても大丈夫です。逆にMicrosoft 365と契約するとAccessやPublisherといった使用しないアプリや、余計な機能が増えて持て余すだけの結果になる可能性もあります。

また、Office Home & Business(買い切り版)のサポート期限は発売から約5年程度なので、セキュリティ面を考えた場合の使用期間は最長で約5年程となります。

ランニングコスト比較

1~2台のPCでOfficeを利用する場合

PC1~2台の場合 Office Home & Business
✕1ライセンス
Microsoft 365 Personal
✕1ライセンス

Microsoft 365 Family
✕1ライセンス

1年使用¥43,980¥14,900¥21,000
2年使用¥43,980¥29,800¥42,000
3年使用¥43,980¥44,700¥63,000
4年使用¥43,980¥59,600¥84,000
5年使用¥43,980¥74,500¥105,000
6年使用¥43,980¥89,400¥126,000
7年使用¥43,980¥104,300¥147,000
8年使用¥43,980¥119,200¥168,000
9年使用¥43,980¥134,100¥189,000
10年使用¥43,980¥149,000¥210,000
 ・・・Office Home & Businessの支払い総額を回収する期間
・・・5年使用時の支払総額比較

1~2台のPCでOfficeアプリを利用する場合は、Office Home & Business(買い切り版)を選ぶのがおすすめです。利用台数が少ない場合はサブスク版は割高になります。Office Home & Businessの支払い総額(¥43,980)とMicrosoft 365 Personal3年分の利用料金(¥44,700)がほぼ同額となるので、サブスク版と契約するのはコストパフォーマンスが悪いです。

Officeアプリを「5年間」使うと想定した場合、Microsoft 365 Personalよりも、買い切り版のOffice Home & Businessを購入するほうが約3万円もお得になります。

利用台数が1~2台の場合は買い切り版のOffice Home & Businessを選びましょう。

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3~4台のPCでOfficeを利用する場合

PC3~4台の場合Office Home & Business
✕2ライセンス
Microsoft 365 Personal
✕1ライセンス
Microsoft 365 Family
✕1ライセンス
1年使用¥87,960¥14,900¥21,000
2年使用¥87,960¥29,800¥42,000
3年使用¥87,960¥44,700¥63,000
4年使用¥87,960¥59,600¥84,000
5年使用¥87,960¥74,500¥105,000
6年使用¥87,960¥89,400¥126,000
7年使用¥87,960¥104,300¥147,000
8年使用¥87,960¥119,200¥168,000
9年使用¥87,960¥134,100¥189,000
10年使用¥87,960¥149,000¥210,000
 ・・・Office Home & Businessの支払い総額を回収する期間
・・・5年使用時の支払総額比較

3~4台のPCでOfficeアプリを利用する場合は、Microsoft 365 Personal(サブスク版)を選ぶのがおすすめです。Office Home & Business(2ライセンス分)の支払総額を6年かけて回収することになります。

Officeアプリを「5年間」使うと想定した場合、買い切り版よりもMicrosoft 365 Personalと契約するほうが13,460円お得になります。

利用台数が3~4台の場合はサブスク版のMicrosoft 365 Personalを選びましょう。

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5台のPCでOfficeを利用する場合

PC5台の場合Office Home & Business
✕3ライセンス
Microsoft 365 Personal
✕1ライセンス
Microsoft 365 Family
✕1ライセンス
1年使用¥131,940¥14,900¥21,000
2年使用¥131,940¥29,800¥42,000
3年使用¥131,940¥44,700¥63,000
4年使用¥131,940¥59,600¥84,000
5年使用¥131,940¥74,500¥105,000
6年使用¥131,940¥89,400¥126,000
7年使用¥131,940¥104,300¥147,000
8年使用¥131,940¥119,200¥168,000
9年使用¥131,940¥134,100¥189,000
10年使用¥131,940¥149,000¥210,000
 ・・・Office Home & Businessの支払い総額を回収する期間
・・・5年使用時の支払総額比較

5台のPCでOfficeアプリを利用する場合は、Microsoft 365 Personal(サブスク版)を選ぶのがおすすめです。Office Home & Business(3ライセンス分)の支払総額を9年かけて回収することになります。

Officeアプリを「5年間」使うと想定した場合、買い切り版よりもMicrosoft 365 Personalと契約するほうが57,440円お得になります。

利用台数が5台の場合はサブスク版のMicrosoft 365 Personalを選びましょう。

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6台のPCでOfficeを利用する場合

PC6台の場合Office Home & Business
✕3ライセンス
Microsoft 365 Personal
✕2ライセンス
Microsoft 365 Family
✕1ライセンス
1年使用¥131,940¥29,800¥21,000
2年使用¥131,940¥59,600¥42,000
3年使用¥131,940¥89,400¥63,000
4年使用¥131,940¥119,200¥84,000
5年使用¥131,940¥149,000¥105,000
6年使用¥131,940¥178,800¥126,000
7年使用¥131,940¥208,600¥147,000
8年使用¥131,940¥238,400¥168,000
9年使用¥131,940¥268,200¥189,000
10年使用¥131,940¥298,000¥210,000
 ・・・Office Home & Businessの支払い総額を回収する期間
・・・5年使用時の支払総額比較

6台のPCでOfficeアプリを利用する場合は、Microsoft 365 Family(サブスク版)を選ぶのがおすすめです。Office Home & Business(3ライセンス分)の支払総額を7年かけて回収することになります。Microsoft 365 Personalは1ライセンスにつき利用可能台数が5台までなので、6台目以降は新たにもう一つサブスクリプション契約が必要になるため、割高になります。

Officeアプリを「5年間」使うと想定した場合、買い切り版よりもMicrosoft 365 Familyと契約するほうが26,940円お得になります。

利用台数が6台の場合はサブスク版のMicrosoft 365 Familyを選びましょう。

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ちなみに、Officeアプリを6台のPCで同時に使用する必要がない場合は、 Microsoft 365 Personalと契約して5台のみをアクティベートするほうがコストを抑えられます。

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複数人でOfficeアプリを使用したい場合は?

複数人でOfficeアプリを使用したい場合はMicrosoft 365 Family一択です。

Office Home & Business(買い切り)とMicrosoft 365 Personal(サブスク)は1人のユーザーに対してライセンスが付与されているので、複数人で1つのライセンスを使うとライセンス違反になります。

Microsoft 365 Familyはユーザーが増えれば増えるほど(最大6人)使用するデバイスが増えれば増えるほど(6人×5台 計30台)ランニングコストが下がります。

Microsoft 365 Familyは商用利用OK、家族以外でもOK

2023年1月時点で、Microsoft 365 Familyは商用利用および家族以外のユーザーでも利用することが可能なようです。つまり、複数台のPCを所有している中小企業・小規模事業者はビジネスユーザー向けのMicrosoft 365 Business StandardMicrosoft 365 Apps for businessよりも個人ユーザー向けのMicrosoft 365 Familyと契約することでランニングコストを大きく抑えることができます。(※今後、規約が変更される可能性はありますが。)

ビジネス版のMicrosoft 365にはSharePointやMicrosoftLoop、アカウントの一元管理などの利点はありますが、「とにかくWord、Excel、PowerPoint、Outlookさえ使えれば良い」という方はMicrosoft 365 Familyを選ぶのも一つの手段だと思います。

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まとめ

インストールしたい台数おすすめ
1~2台(使用人数1人)Office Home & Business(買い切り)
3~4台(使用人数1人)Microsoft 365 Personal(サブスク)
5台(使用人数1人)Microsoft 365 Personal(サブスク)
6台~(使用人数1人)Microsoft 365 Family(サブスク)
複数台(使用人数2人以上)Microsoft 365 Family(サブスク)

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