Microsoft Office 2024(永続版)が販売開始|Office 2021との比較

Microsoft Office 2024(永続版)が発売されました。今回は前バージョンとの比較や、どのエディションを選ぶべきなのかを考察したいと思います。

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Office 2024は「Home」と「Home & Business」の2種類

Microsoft Office Home 2024(最新 永続版)|オンラインコード版|Windows11、10/mac対応|PC2台

Microsoft Office Home & Business 2024(最新 永続版)|オンラインコード版|Windows11、10/mac対応|PC2台

Office 2024では、エディションが見直され「Home」と「Home & Business」の2種類となりました。従来の「Professional」エディションが廃止されたため、AccessやPublisherといったアプリが必要な場合はサブスク版のMicrosoft 365への移行が必須となります。なお、Publisherは2026年10月でのサポート終了が予定されているため、今後の利用にはご注意ください。

2024年10月4日訂正

Accessはアプリ単体での購入が可能なようです。Accessが必要な場合はMicrosoft 365に移行するか、アプリを単体で購入する必要があります。Publisherは2026年10月にサポートが終了するため、2024バージョンは販売されていません。

また、搭載されているアプリの内容も変更されています。

Office 2021と2024のアプリ比較

Office Personal 2021Office Home & Business 2021Office Professional 2021Office Home 2024Office Home & Business 2024
Outlook
Word
Excel
PowerPoint
Access
Publisher

Office 2024では、Office Personal 2021と同等エディションのOffice Home 2024に「PowerPoint」が追加され、その代わりに「Outlook」が外されるという大きな変更がありました。一方、Office Home & Businessは、2021と比較しても大きな変更点はありません。

Office Home 2024とOffice Home & Business 2024の主な違いは、Outlookの有無で、両エディションの価格差は約1万円となっています。Outlookを単体で購入する場合、2万円以上の費用がかかることを考えると、Outlookが必要な場合はOffice Home & Business、不要な場合はOffice Homeを選択するのがおすすめです。

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Outlookは必要か否か

Outlookの有無で約1万円の価格差があることをどう捉えるかにもよりますが、個人的には、OutlookのためにわざわざOffice Home & Businessを選択する必要はないのではないか?と考えています。なぜなら、無料のメールクライアントアプリ「Thunderbird」を使えば、Outlookとほぼ同じように利用することができるからです。

ただし、注意する点としてはOutlookとThunderbirdには互換性がないため、OutlookのメールデータをThunderbirdに引き継ぐことはできません。つまり、現在仕事でOutlookを使用していて、何年も過去に遡ってメールを参照する必要がある場合は、引き続きOffice Home & Businessを選択し、Outlookを使い続けることをおすすめします。逆に、過去のメールを参照する必要がない場合は、Office Homeを選択し、別途Thunderbirdをインストールすることで、コストを抑えることができます。

1万円の価格差は決して小さくありませんが、環境を変えることは、それなりに手間やリスクが伴います。1万円の価格差がもたらすメリットと、環境を変えることによるデメリットを比較検討し、ご自身にとって最適な選択をしてください。

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マイクロソフトはサブスク版に移行させたい思惑がある

Microsoft365が登場して以降、マイクロソフトはユーザーをサブスク版へと誘導する戦略を積極的に展開してきました。これは、永続版のOfficeを段階的に廃止し、サブスク版のOffice 365に一本化するという長期的なビジョンに基づいたものと噂されています。

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ライトユーザーはLibreOfficeという選択も

「簡単な文書作成」や「簡単な表計算」にしかOfficeアプリを使用していないライトユーザーはMicrosoft Officeから無料の互換Officeアプリ「LibreOffice」に移行するのも良いと思います。

LibreOfficeを使用する際の注意点は、Excelで作成したマクロやVBAが完全に動作しないことと、Microsoft Officeとの互換性を保つためにファイル保存形式(.docxや.xlsx)に気を付ける必要があります。(保存形式は設定から変更できます)

まとめ

今回はMicrosoft Office 2024(永続版)についての情報をまとめました。Outlookが必要な場合は「Office Home & Business 2024」、必要ない場合は「Office Home 2024」を、またサブスク版の「Microsoft 365」や無料互換Officeの「LibreOffice」も含めて、ご自身にとって最適なOfficeアプリを選択しましょう。

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