Microsoft社よりOffice製品の値上げが発表されました。2023年6月1日より新価格に切り替わりますので、購入を検討中の方は5月中の購入をおすすめします。
Microsoft Office 価格改定情報
価格改定実施日: 2023 年 6 月 1 日
Microsoft Office 新価格表（参考価格）
| 製品名 | 現行価格 | 新価格(税込) |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Family 1ヶ月版 | ¥1,682 | ¥2,100 |
| Microsoft 365 Family 12ヶ月版 | ¥16,727 | ¥21,000 |
| Microsoft 365 Family 15ヶ月版 | ¥16,727 | ¥21,000 |
| Microsoft 365 Personal 1ヶ月版 | ¥1,167 | ¥1,489 |
| Microsoft 365 Personal 12ヶ月版 | ¥11,800 | ¥14,900 |
| Microsoft 365 Personal 15ヶ月版 | ¥11,800 | ¥14,900 |
| Microsoft 365 Basic 1ヶ月版 | ¥208 | ¥260 |
| Microsoft 365 Basic 12ヶ月版 | ¥2,040 | ¥2,440 |
| Microsoft 365 Business Standard | ¥16,320 | ¥20,640 |
| Office Home & Business | ¥34,800 | ¥43,980 |
| Office Personal | ¥29,800 | ¥37,700 |
| Office Professional | ¥59,800 | ¥75,650 |
| Office Professional Academic | ¥27,800 | ¥35,170 |
| Office Home & Student for Mac | ¥23,800 | ¥29,981 |
| Office Academic for Mac | ¥16,800 | ¥21,250 |
| Word 2021 | ¥16,276 | ¥20,590 |
| Excel 2021 | ¥16,276 | ¥20,590 |
| PowerPoint 2021 | ¥16,276 | ¥20,590 |
| Outlook 2021 | ¥16,276 | ¥20,590 |
| Access 2021 | ¥16,276 | ¥20,590 |
| Publisher 2021 | ¥16,276 | ¥20,590 |
| Project Standard | ¥95,800 | ¥120,780 |
| Project Professional | ¥159,800 | ¥201,490 |
| Visio Standard | ¥45,800 | ¥58,160 |
| Visio Professional | ¥86,800 | ¥109,650 |
代替Officeの提案
ただでさえPCの本体価格が高騰している最中、次はMicrosoft Officeアプリが値上げされます。つまり、「Microsoft Office付きのパソコン」の本体価格にも、ほぼ間違いなく今回のOffice値上げ分が上乗せされて、PCの価格がますます高騰することが決定的となってしまいました。
ユーザーの使用頻度や内容によっても変わってきますが、このタイミングでMicrosoft Officeから脱却し、無料の互換Officeに移行することも、選択肢の一つとして考えて良いかもしれません。
現時点で「簡単な表計算」や、「簡単な文書作成」等にしかOfficeを使っていないライトユーザーはMicrosoft Officeを捨て、無料の「LibreOffice」に移行するか、または Google Docs（Wordの互換）、Google Sheets（Excelの互換）、Google Slides（PowerPointの互換）に移行することをおすすめします。
ExcelでVBAやマクロが必要なユーザーは、Microsoft Excelのみを単体で購入し、Word・PowerPointは互換Officeの「LibreOffice」を使用するなど、これまでとは違った使用法を視野に入れてみても良いかもしれません。
インストーラー形式 無料オフィスソフト 「LibreOffice」
従来どおり、PCにオフィスソフトをインストールしてローカル環境で使用したい場合は、LibreOfficeをインストールしましょう。試しにインストールしてみて、操作感に問題がなさそうであれば、Microsoft Officeから移行して良いと思います。特に、PCを複数台所有している事務所やSOHO等は移行するだけで大幅な経費削減が期待できます。
LibreOfficeを使用する際の注意点は、Excelで作成したマクロやVBAが完全に動作しないことと、Microsoft Officeとの互換性を保つためにファイル保存形式(.docxや.xlsx）に気を付ける必要があります。（保存形式は設定から変更できます）
オンラインオフィス Google Docs・Google Sheets・Google Slides
こちらはオンライン上、つまりWebブラウザ上でファイルの新規作成・編集・保存をするオフィスです。ファイルはクラウド上に保存されるので、PC、スマホを問わず複数のデバイスで操作が可能です。こちらもExcelで作成したVBAやマクロは動作しないので注意してください。
まとめ
Microsoft Officeの値上げが発表されました。6月1日より新料金に移行しますので、購入を検討中の方はお気をつけください。
円安や物価高騰が影響しているとは思いますが、Microsoftは昨年の3月にも法人用の「Microsoft 365」を値上げしています。また今回、「永続版のOffice Home & Business」も約4万4千円と大幅な値上げとなりました。是が非でもサブスク制の「Microsoft 365」に移行させたい企業の思惑が透けて見えて、若干の不信感が募ります。Microsoft Officeを捨て、無料の互換Officeに移行するならば、このタイミングが最適ではないかと個人的に思います。
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