Outlookアプリを開く際、初回は問題なく起動できるのに、一度閉じてから再び開こうとすると起動できなくなる問題の対処法をご紹介します。この状態になると、PCをシャットダウンしようとしてもOutlookアプリが邪魔をして正常にシャットダウンできず、「強制的にシャットダウン」を選ばなければいけなくなります。
このような場合は、Outlookアプリの設定を変更することで解決することができます。
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Outlookアプリが開かなくなる原因
Outlookアプリが2回目以降開かなくなる原因は
メールの送受信中・同期中にOutlookアプリを終了させてしまったためです。
Outlookはアプリの起動時に新着メールが来ていないかをメールサーバーに確認しに行きます。その後は、30分おきに自動でメールを確認しに行きます。この時の送受信中・同期中にアプリを閉じてしまうと、今回のような起動しない問題が起こります。
Outlookアプリが開かない時の対処法
まずは状況確認
Outlookアプリが2回目以降開かなくなった場合、まずは画面右下のタスクバーを確認してみてください。
画面右下タスクバーの上矢印をクリックして隠れているアイコンを表示させます。
Outlookのアイコンがグレーになっていると思います。グレーアウトしている状態は、Outlookに何らかの問題が発生しているということです。正常な状態だと、アプリを開いている間は水色のアイコンが表示され、アプリを閉じるとアイコン自体が表示されなくなります。
グレーアウトした状態は「中途半端に起動している状態」とイメージしていただければ良いと思います。
Outlookアプリのタスクを終了させる
アイコンがグレーアウトしているのを確認したら、次はこの状態から抜け出しましょう。
1.キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを同時に押すか、または「スタートボタン」を右クリックして、表示されたメニューの中から「タスクマネージャー」を選んでください。
2.タスクマネージャーが開いたら、「プロセス」タブ内の「バックグラウンドプロセス」を下まで見て行き、「Microsoft Outlook」を見つけ出してください。
※タスクマネージャーが上画像のような「詳細表示」になっていない場合は、タスクマネージャー画面内の左下「詳細」ボタンを押して「簡易表示」から「詳細表示」に切り替えてください。
3.「Microsoft Outlook」を選択した状態で、右下の「タスクの終了」を押してください。
※Windows 11の場合は上部に「タスクを終了する」ボタンがあります。
タスクを終了させると、Outlookが「中途半端に起動している状態」から解放されて、再び正常に起動できるようになります。
Outlookアプリを起動し設定を変更する
次はOutlookの送受信設定を変更していきます。
4.Outlookアプリを開き、上部メニューの中から「送受信」タブを開いてください。
5.「送受信」タブ内の「送受信グループ」をクリックし、表示されたメニューの中から「送受信グループの定義」を選びます。
6.以下の画面が表示されるので、「終了時に自動的に送受信を実行する」にチェックを付けて閉じてください。
「終了時に自動的に送受信を実行する」にチェックを付けることで、送受信・同期を完了させてからアプリが閉じられるようになるので、今後同じ問題が起こらなくなります。
※上記操作が原因で不具合が起こっても責任は一切負いませんので、自己責任の範囲内でお試しください。
まとめ
今回は「暫定的な回避策」をご紹介しました。Outlookのバグなのか、仕様なのかは分かりませんが、今後のアップデートで問題が根本解決されることを期待しましょう。