Windows 10・Windows 11でのセキュリティに対する考え方
Windows 7の時代まではOSにセキュリティソフトが標準搭載されていなかったため、別途インストールする必要がありました。Windows XPやWindows 7の頃からパソコンを使われている方はMcAfee・ウイルスバスター・Nortonなどの有料アプリ、またはMicrosoft Security Essential・Avastなどの無料アプリを別途インストールされていたと思います。
しかし、Windows 8以降のOSにはセキュリティソフト(Windows セキュリティ・Windows Defender)が標準搭載されるようになったので、昔ほどウイルスに対して敏感になる必要はなくなりました。
ここからはあくまでも個人的な意見ですが、Windows 10やWindows 11には有料のセキュリティソフトをインストールする必要はないと考えています。Windowsに標準搭載されているWindows セキュリティはウイルス検出率99.8%ととても優秀で、McAfee・ウイルスバスター・Nortonなどの有料アプリのウイルス検出率と比較しても遜色ありません。むしろ、Windows セキュリティの検出率の方が上回っている実験結果もあるくらいです。
昔からパソコンを使われているお客様の中には未だに「有料のセキュリティソフトを入れたほうが安心感がある」とお考えの方もいらっしゃるので、その意見は尊重しておりますが、新規でパソコンを購入された方にセキュリティソフトの相談をされた際は、「入れる必要はないですよ。」とお答えをしております。
試用版のセキュリティソフトに注意
新規でパソコンを購入された際に、試用版のセキュリティソフトが初めからインストールされていることがあります。15~30日間は無料で使えますが、試用期間を過ぎたら有料契約をしないと使えなくなるものです。稀にお客様の中に試用期間を過ぎても、そのままの状態でパソコンを使い続けている方がいらっしゃいます。この状態はとても危険です。試用期間後に生まれた新しいウイルスには対応できていない状態なので、一刻も早く改善する必要があります。改善方法は2通りです。
- 有料契約をする。
- 試用版のセキュリティソフトをアンインストールする。
おすすめは2.の「試用版のセキュリティソフトをアンインストールする」です。
試用版のセキュリティソフトをアンインストールした後、パソコンを再起動させれば、自動でOS標準搭載のセキュリティソフト「Windows セキュリティ」が動き出しパソコンを守ってくれます。
ウイルス・アドウェアに気を付けるタイミング
1.メールの添付ファイルを開く時
2022年はEmotet(エモテット)というウイルスが猛威をふるいました。メールの添付ファイルを開いたタイミングで感染し、メールアドレスを乗っ取られるという事例が多発しました。知らない相手から送られたメールの添付ファイルを開く際は細心の注意が必要です。
2.フリーソフトをインストールする時
特に画像や動画の再生・編集系のフリーソフトをインストールする際は注意が必要です。一緒にアドウェアと呼ばれる迷惑ソフトが入ってくることがあります。「ドライバーアップデートツール」のような名前で、パソコンを立ち上げたタイミングで勝手に動き出す迷惑ソフトが有名です。既に入っている場合はアンインストールする必要があります。削除すべきフリーソフトについては、別ページにまとめていますので、是非ご覧ください。
3.Webサイトを開いた時に表示される「WEBプッシュ通知」
Webサイトを開いた際に画面の上部に「********.comが次の許可を求めています。」のような表示が現れることがあります。「許可」か「ブロック(拒否)」を選べるのですが、ここで「許可」を選ぶと、パソコンの通知領域(画面右下・右側)に迷惑通知が大量に届くことがあります。このような場合は、WEBブラウザの設定から通知を解除する必要があります。
Webサイトが通知の許可を求めてきた場合は、基本的に全て「ブロック(拒否)」を選んでください。
ウイルス対策・駆除に関するお問い合わせ
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