今年の1月頃から発生している、更新プログラム「KB5034441」を適用しようとすると「0x80070643」エラーになる問題を試行錯誤した結果、「解決した」とは言えませんが、エラーは解消されたので、一応報告しておきます。ただし、今回紹介する方法は非推奨です。所有しているジャンクPCで検証しただけなので、この記事をご覧になられている方は、間違ってもメインマシンで同じことをやらないでください。
PR
結論から先に
ほとんどの方は、修正プログラムが降りてくるまではこの問題は放置で良いと思います。
※2024年5月7日追記
この問題で修正プログラムが降りてくることは今後もないようです。問題を解決するには手動で回復パーティション領域を拡張する必要がありますが、難易度が高いのであまりおすすめしません。
KB5034441はBitLockerに関する更新プログラムなので、Windows 10 Home版をお使いのユーザーには直接関係がない更新プログラムである可能性が高いです。更新でエラーが発生していたとしても放置推奨です。一部のメーカー製PCではHome版でも暗号化が有効になる機種もありますが、悪意のある攻撃者に直接PCを触られない限りは問題になることはありません。リスクを冒して回復パーティションを拡張するか、放置するかの2択になります。
意地でも直したい人向けに軽く説明すると、サードパーティ製（市販）の「パーティション管理ソフト」を使って回復パーティションの領域を拡張した後に、手動更新するとエラーは解消されます。
※2024年2月22日追記
無料アプリでは「AOMEI Partition Assistant（無料版）」で回復パーティションを拡張することができるようです。「EaseUS Partition Master(無料版)」では回復パーティションの変更はできません。※個人ユーザー向けです。
⬇
⬇
更新に失敗している原因は、回復パーティション領域が小さすぎるためです。
ただし、今回のやり方では、上画像を見てもお分かりの通り、パーティション拡張後に「正常（回復パーティション）」の表示が消えてしまいました。パーティションを下手に扱うと、最悪の場合、PCが立ち上がらなくなるおそれもあるので無理をしないことが重要です。
このPCの場合は無事に立ち上がり、普通に使う分には問題はなさそうにも感じましたが、今後「復元・回復・更新」関係で問題が出てくる可能性があるので、一度ディスクを全削除してからOSをクリーンインストールし直そうと思います。
2024年2月21日追記
回復パーティションの表示がおかしくなった状態で、PCを「回復」メニューから初期化してみました。結果は問題なく初期化に成功しました。今回紹介したやり方でも意外と大丈夫かも！？と思いつつも、そもそもがリスクを冒してまでやるほどの問題ではないので、やはり無理はしないほうが良いです。
上画像、赤枠部分は表示が消えただけで、回復パーティションとしての機能自体は維持できているようです。パーティションをいじったせいで、表示するための関連付けが外れたような状態になったと思われます。
ちなみに、0x80070643エラーが出なかった別のPCでディスク領域を確認したところ、回復領域が1.75GBとなっていました。
このPCもパーティションをいじりまくったせいで、色々とおかしなことになっていますが、回復領域が1.75GBあればエラーは出ませんでした。
やっても無駄なこと
- PCの再起動
- トラブルシューティング
- セキュリティソフトを一時的に停止する
- sfc /scannow 、dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth
まとめ
0x80070643エラーが出た場合は、修正プログラムが降りてくるまで放置推奨です。
※上記操作が原因で不具合が起こっても責任は一切負いませんので、自己責任の範囲内でお試しください。
［PR］おすすめAmazonリンク
