Windows10からWindows 11にアップグレードできるかどうかを調べる際に使われている「PC正常性チェックアプリ」ですが、Windows 11を手動でバージョンアップする際にも必要になるケースがあります。
PR:おすすめAmazonリンク
Windows 11 を手動更新する際に出てくる画面
Windows 11のバージョンを22H2から23H2にアップデートするために、インストールアシスタントを使用したところ、最初にアップデート資格の確認を求められる画面が表示されました。これは、パソコンに『PC正常性チェックアプリ』がインストールされていなかったことが原因です。Microsoftは、システム要件を満たさないPCのアップデートを抑制するため、この新たなチェックプロセスを導入したと考えられます。
PC正常性チェックアプリの導入方法
1.まずはマイクロソフトの公式サイトからPC正常性チェックアプリをダウンロードします。以下のリンクをクリックしてインストールファイルを保存してください。
※上記リンクはマイクロソフト公式サイトで公開されているURLですが、当サイトからの直リンクでダウンロードしたくない場合は以下のページ経由でアプリをダウンロードしてください。
2.ダウンロードしたファイルを実行します。インストールファイルは通常「ダウンロード」フォルダ内に保存されています。
使用許諾に同意するのチェックを付けて「インストール」をクリックします。
アプリのインストールが始まるので、完了まで待ちます。(インストールはすぐに完了します)
「完了」をクリックして、PC正常性チェックアプリを開きます。
※Windows 11のバージョンアップのためにインストールした場合は、アプリを開く必要はないので、チェックマークを外して「完了」をクリックしてください。
PC正常性チェックアプリの使用方法
完了をクリックすると以下のような画面が開きます。
「今すぐチェック」ボタンを選択します。Windows11のシステム要件を満たしている場合は、以下のように表示されます。
システム要件を満たしていないPCでは以下のように表示されます。
「セキュアブート」「TPM2.0」「プロセッサ(CPU)」、3つの要件を全て満たさないと、アップグレードやバージョンアップをすることはできません。中古で古いパソコンを購入された場合は、ここでつまづくことが多いです。
TPM2.0を有効化する方法は以下のページをご参照ください。
Windows 11を手動でバージョンアップする方法は以下のページをご参照ください。
まとめ
今回はPC正常性チェックアプリの導入方法と使用方法についてまとめました。Windows 10からWindows 11にアップグレードする際や、Windows 11を手動でバージョンアップする際に必要になりますので、アップグレードやバージョンアップ後もアプリはアンインストールしないほうが良さそうです。