Windows 7、8(8.1)のプロダクトキーを使ったライセンス認証方式が遮断されたのは「2023年10月4日以降から」という情報をネット上で見かけたので、念の為、再度検証してみました。前回の検証実施日が2023年10月1日だったため、「もしかしたら検証するのが早すぎたのかも?」という自分の中での疑念を払拭するためです。
この記事は、以下の記事の続報になります。
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再検証:前提条件
条件は前回と同じです。過去にWindows 7からWindows 10にアップグレードしたライセンス認証済の古いPCで検証を行います。
No. | メーカー | CPU | メモリ | ストレージ | アカウント | 元OS | 現OS | 認証状態 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
① | NEC デスクトップPC | intel Core i5 3470 | 4GB | HDD | ローカルアカウント | Windows 7 | Windows 10 | デジタルライセンス認証済 |
HDDを入れ替えて、新規インストールしてみる
再検証実施日は2023年10月30日です。
NECのデスクトップPCを使って検証しました。搭載されているHDDを取り外し、空のHDDに入れ替えて、USBメモリからWindows 10 Home(22H2)を新規インストールしました。
今回は、ライセンス認証が外れることを想定し、「認証が外れるとしたら、どのタイミングで外れるのか?」も確認したかったので、「完全オフライン」の状態からWindows 10を新規インストールしました。
ちなみに、「ローカルアカウント」でセットアップしたことと、インストール時のプロダクトキー入力画面で「プロダクトキーがありません」を選択したのは、前回と同じです。
結果
HDDを入れ替えても、問題なくライセンス認証は通りました。
以下は、Windows 10新規インストール後、初回PC起動時のライセンス認証画面です。オフライン状態でインストールしたので、この時点ではまだ一度もネットに繋がっていません。当然ながら、「Windows ライセンス認証サーバーに到達できません」と表示されています。
次はこの状態から初めてインターネットに繋いでみます。再認証に失敗するとしたら、このタイミングです。
すると、「ライセンス認証できませんでした。あとでもう一度ライセンス認証を実行してください。エラーコード:0x*******」といった感じの赤文字表示に切り替わりました。
内心「ついにこの環境でもライセンス認証が外れてくれた…」と謎の安堵感に包まれながら、意気揚々と記録用のスクリーンショットを撮ろうとしたら…
「Windowsはデジタルライセンスによってライセンス認証されています」の表示に切り替わりました。ライセンスが認証される瞬間をリアルタイムで確認したのは初めてかもしれません。その間、約10~20秒。赤文字のエラー内容を記録する暇もありませんでした。
まとめ
ストレージ(HDD/SSD)を交換しても、やはりライセンス認証が外れることはありませんでした。
懸念点を挙げるならば、前回も今回も「メーカー製のPC」を使って検証を行ったことです。BTOや自作PCでは結果が変わってくる可能性もあります。