Windows 7・8のプロダクトキーで認証がとれなくなった問題を再検証してみた~CPU・メモリ交換編~

今回は、インテルCPU「Core i7 3770」を入手したので、CPUを交換してライセンス認証が問題なく通るのかを再検証していきます。また、同時にメモリも交換して、2つの構成が変わった場合でもライセンス関係で問題が起こらないのかも見ていきます。
今まではNECLenovoのメーカー製PCを使って検証をおこなってきましたが、今回はフロンティアのBTO PCで検証をおこないます。BTO PCとメーカー製PCで結果が変わるのかも同時に検証していきます。

この記事は以下の続編になります。

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前提条件

今回は「Windows 7」➡「Windows 10」➡「Windows 11(強制アップグレード済)」と3世代に渡ってアップグレードをおこなってきた古いBTOデスクトップPCで検証をおこないます。
ちなみに、この検証用PCは「システム要件を満たしていないPCを強制的にWindows 11にアップグレードした場合に、どのような問題が起こるのか?」を観察するための実験機です。

メーカーCPUメモリストレージアカウント元OS現OS認証状態
交換前フロンティア
BTOデスクトップPC
intel Core i5 34704GBSSDローカルアカウントWindows 7Windows 11(強制アップグレード済)デジタルライセンス認証済
交換後intel Core i7 37708GB

CPUとメモリを同時に交換してみる

今回はCPUとメモリを同時に入れ替えて、PCの構成が変わった場合でも、ライセンス認証が問題なく通るのかを検証していきます。

CPUを「Core i5 3470」から「Core i7 3770」へ、メモリを「DDR3 4GB×1枚」から「別メーカーのDDR3 4GB×2枚」へ同時に入れ替えます。

検証実施日は2023年11月30日です。

結果

CPUとメモリを同時に交換しても、問題なくライセンス認証は通りました

メーカー製PCと同様に、BTO PCでもCPU・メモリを交換した程度ではライセンス認証が外れることはありませんでした。パーツ交換から1日経った2023年12月1日現在でも、認証状態は「アクティブ」のままなので、しばらくこのまま様子を見ていこうと思います。
もし、今後ライセンス認証が外れるようなことがあれば、追記します。

まとめ

全4回に渡ってライセンス認証関係の検証記事を投稿してきましたが、今回が最終回の予定です。当環境では部品交換でライセンス認証が外れることはありませんでしたが、SNS上には認証が外れたという報告が多数上がっています。Windows 7、8からWindows 10、11にアップグレードしたPCの部品交換をおこなう場合は、「PCが使えなくなるかもしれない」とあらかじめ覚悟しておいたほうが良さそうです。

最後に、当環境でおこなった検証の最終結果を載せておきます。

交換パーツライセンス認証可否検証したPC
ストレージ交換メーカー製PC
CPU交換メーカー製PC
メモリ交換メーカー製PC
CPUとメモリを同時に交換BTO PC
Windows 10からWindows 11に強制アップグレードメーカー製PC
マザーボード交換 ※1自作PC
BIOSアップデート ※2自作PC
※1、※2 マザーボード交換とBIOSアップデートの結果はお客様所有の自作PCで確認したので、記事には掲載していません。

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