やはり強制アップグレードはやめたほうが良さそうです:Windows 11対応のCPU更新情報

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Windows 11 22H2に対応するCPUリストが更新

2023年7月25日にWindows 11 22H2に対応するCPUのリストが更新されました。
Windows 11にアップグレードできるCPUは、intel Core i シリーズの第8世代以上と変化はありませんでしたが、 一部のXeonシリーズのCPUが動作保証の対象から除外されたようです。現状、一部のXeonCPUが除外された理由は明らかにされていません。

古いPCの強制アップグレード事情にも変化が…?

さて、ここからが本題です。

ドイツのDeskmodder.deのフォーラム投稿者によると、アップグレード対象外のCPU「intel Core 2 Duo T6500」を搭載した古いノートPCに強制的にWindows 11(Insider Preview Build 25905)をインストールしたところ、Windowsロゴで止まったまま起動しなくなったとのことです。

(クリックするとドイツのサイトに飛びますので、ご注意ください。)

どうやら「古いPCを強制的にWindows 11にアップグレードする裏技」は徐々に通用しなくなってきているようです。
これはあくまでもInsider Preview Buildでの話なので、正式版でどのようになるかはまだ分かりませんが、見方によってはMicrosoftが遂に古いPCを完全に排除する方向に動き出したとも捉えることができます。

Insider Previewとは?
「Insider Preview」とは、マイクロソフトが提供するWindowsの新機能や修正を試すプログラムです。一般公開前のテストバージョンで、プログラムに参加したユーザーは早めに新機能を試せますが、予期せぬバグや不具合に遭遇する可能性もあります。

フォーラムを翻訳しながら一通り読むと、これまでもWindowsのアップデートによって、古すぎるCPUは排除されていたが、今回のビルドから「Core 2 Duo」世代のCPUまでもが排除の対象になったのではないか?的なことが書かれています。(意訳)

今回、排除された(と予想される)「intel Core 2 Duo T6500」は、今から20年近く前のCPUになるので、特に若い世代の方は「そんな化石みたいなCPU、誰も使ってないだろう」と思われるかもしれません。しかし、未だに一部のお年寄りの方々や、一部の事務所、工場などでは現役で使用されていることもあります。現に当店でも、20年以上前の機械を動かすために、未だにCore 2 DuoのWindows XP機を2台ほど所有しています。

20年前のCPUでWindows 11が動かないのは当たり前と言えば当たり前の話なので納得はできますが、一つだけ懸念していることがあります。それは、今後もWindowsの更新によって強制アップグレードした機種がどんどん切り捨てられていくのではないか?ということです。

やはり強制アップグレードは諦めたほうがいい

以前、記事にした「Windows 10のサポート終了(2025年10月14日)に備えて-アップグレード対象外の古いPCの活用法-」で「今、安定してWindows 10を使用できているのなら、無理にアップグレードせずに、時期を見て新しいPCに買い換えた方が良い」と書きましたが、今回の件で、確信めいたものに変わったと思います。
回避策を講じて強制的にアップグレードしたらPCが立ち上がらなくなった、となるのは本末転倒です。遊びで使っているPCならまだしも、仕事用のPCが立ち上がらなくなったとなると、その損失は計り知れません。やはり、対象外のPCを強制アップグレードするのはやめた方が良さそうです。

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